中古艇は新艇と比較し、お値打ちな価格で購入することが出来ます。ボートを初めて購入する方やまだ自分の遊びのスタイルが定まっていない方の場合でも、大きな買い物をするにあたっての価格面でのメリットは非常に大きな要素です。また、中古艇の場合は前オーナーが艤装した装備がそのまま付いてくる場合もあり、購入する前から自分好みのボートとして出来上がっている場合には、オプションでこれらの艤装を装備する際の金銭的負担も軽減されます。

まずは自分の欲しいボートが何なのかを大きな分類で分けてみましょう。中古艇といっても中古ボート(プレジャーボート)、ヨット、PWC(水上バイク)、漁船、業務船と種類は豊富にあります。こうした大きな分類の中から欲しいボートの分類を明確にした後に、自分の気になっているメーカー名で絞り込んで検索をしてみましょう。また、既に購入したいモデル名まで決まっている方はそのモデルを一度検索してみましょう。

中古艇を検索して気に入ったモデルが見つかれば、次は自分の欲しいモデル同士を比較してみましょう。比較するにはボートタイムに掲載されている掲載艇の詳細ページ内で「お気に入りに追加する」を押して、お気に入りに追加します。そうする事で、お気に入りのボート同士を細かく比較する事が可能です。中古艇には比較するポイントが非常に沢山あり、ボートの年式、ボートの所在エリア、ボートに搭載されたエンジンのタイプ(船内機、船内外機、船外機)、エンジンのメーカー、エンジンの馬力、使用時間(アワーメーター)、船検の時期、保管方法、燃料種別、装備しているオプション等、細かく見れば見るほど同じモデルであっても違いが見えてきます。こうした条件に応じて中古艇の金額も大きく変わってくるため、自分のこだわりはどこなのか、ここはこだわりたいというポイントを自分の中ではっきりと持つことがスマートに中古艇を見分けるコツになります。

自分のこだわりや見分けるポイントが明確だったとしても、やはりプロではない分、中古艇を自分１人で選ぶのには少し不安を感じる人も多いでしょう。実際に大きな買い物をする際には、誰もが失敗したく無いものです。そんな時にはボートの販売経験やボートの知識が豊富なボートタイムの加盟店に質問してみましょう。ボートを安心して購入するためにも、こうしたお店に相談するのもスマートに探すコツの一つです。また、購入前には実際に現物をご自身の目で見て、可能であれば試乗を行った上で購入するのが理想的です。購入にあたっての注意点等はやはり販売のプロから直接説明を受けておくに越したことはありません。

中古艇は買った後もボートの保管料やメンテナンス、船検、新しい艤装の装備等で何かと費用が掛かることを意識しておく事が大切です。その際、ボートはどこに保管するのか、メンテナンスや船検は誰に依頼するのか、自分にとって船のことはこのお店、この人に聞けば安心だ。と思えるような人間関係を購入時に加盟店と築いておくことも大切です。中古艇は試乗していても購入した後にどこかに異変が出ることも十分考えられます。そんな時に誰に相談しようでは少し不安な気持ちになってしまいます。困った時はあの人に聞いてみようと思えるような人との人間関係の構築は気持ち良くマリンレジャーを楽しむ上での大切な要素となります。