ファミリーでの海の休日をマルチに演出する新しいスポーツボート『190 FSH Sport』。19フィートの船体にスタイリッシュで機能的なセンターコンソールを採用したニューコンセプト・スポーツボートです。
今回ご紹介するのはヤマハ発動機の『190 FSH Sport』です。特徴としては、軽快な走行性能と後部デッキの親水性、浅瀬での魚釣りにも適した機能を持つスポーツボートと言えます。
まずは走行性能についてご紹介します。総排気量1,812cm3のNA High Output(ハイアウトプット)エンジンを搭載し、艇体に対し推進力の位置が高くなるため、スターンドライブ艇などに比べ、バウアップが少なく、素早く滑走状態に入ることができます。このように決して高出力のみを追求するのではなく経済性やメンテナンス性と信頼性、環境適合性などを高次元でバランスさせ、切れ味鋭い加速性能を発揮します。
後部デッキから湖面までの距離が近く、親水性が高い設計となっています。またジェット推進システムではハルの内側にインペラを採用しているため、トランサム部分は突起が少なく、ワイドなプラットフォームをより水面近くに設置することができます。船底より下にプロペラ等の突起物がないため、船外機艇やスターンドライブ艇と比べ浅い水域を走行することができます。
浅瀬でのフィッシングに適した機能には、キールの後方に、ジェットポンプノズルと連動する可動式キールを装備。さまざまなスピード域における保針性を高めるとともに、低速走行時における舵効きを向上。離着岸などの細やかな操船も直感的に行えるなど、船外機ボートに近い感覚で操船することができます。また、ノーウェイクモードは、最徐行が必要なエリア(マリーナ内の桟橋周辺や水路等)で微妙なアクセル操作による速度調整を軽減し、安定した低速走行をサポートします。
また、クルーズアシストは、長時間のクルージング時、スロットル調整をせずに一定の回転数での走行をサポート。コントロールボタンの操作によりエンジン回転数を微調整できます。
19フィートのボディにスタイリッシュなコンソールを装備した事で、トーイングやクルージングはもちろんの事、フィッシングボートとしての機能も兼ね揃えている非常に面白いボートです。是非注目してみて下さい。
以上、『ヤマハ 190 FSH Sport』のレポートでした。
■主要諸元
艇種名190 FSH Sport 登録型式F3M 全長5.8m 全幅2.4m 完成質量1,040kg 搭載エンジン1,812cc High Output Engine エンジンタイプ4ストローク/4気筒 搭載馬力132.4kW(180ps) 燃料タンク容量114リットル 定員8名
メーカーWebサイトはこちら⇒
http://www.yamaha-motor.co.jp/marine/lineup/boat/multiboat/190fsh/