地場造船製35ft漁船
※現状委託販売艇のため、アワー等が変わる可能性があります。

製造メーカー・型式は不明ですが、和歌山県内の造船所製だと思われます。検査証上は全長7.93mになっていますが、実寸全長は約10.7mで35ft級となります。

船体は古いですが、造りが非常にしっかりとしており、剛性は高いです。
波に強く使いやすい船体で、イケス等収納も多くとっています。

キャビンを右に寄せたデザインで、左舷側の通路を広く取ってあります。両舷の波除板は、桟橋に乗り降りしやすいように一部取り外し可。両サイドにスタビライザー付きのフルキール船なので安定性も良好です。プロペラ等艫周りも綺麗な状態です。

エンジンはヤンマー製「4CH-ST」を搭載しています。
予備検番号からの推測で、恐らく1992年製だと思われます。

2019年にインタークーラー交換、2021年1月にピストンリング・ライナー交換のオーバーホール済み。
OH後まだ10時間程度の使用で、調子は良好です。

マリンギア動作も確認して動画掲載しています。
前後進の入力タイムラグ、ニュートラル時のつき廻りもなく良好です。2021年10月8日の試乗で、最高速度2700回転で17.8ノット・巡航速度2340回転で15.1ノットを記録しています。

装備はGPS魚探（PS-800GP）、フルノ製ブラウン管魚探、航海灯の動作を確認しています。主機駆動式ウインチは電源を切断していたので、恐らく故障しています。運転席アクリル窓は開閉式です。アクリル自体にひび割れなど劣化が見られますが、使用に問題はありません。

https://www.youtube.com/watch?v=XiPAQOYPXEY　海上試運転
https://www.youtube.com/watch?v=f4tbP0FiCwo　シフト動作確認